$Page Ableton Live 12の新機能 $TargetName What's New in Ableton Live 12 LiveLesson.png このレッスンでは、Live 12の新機能と新規デバイスを紹介します。 *新機能と新規デバイス* -> $Link アクセシビリティ -> $Link ブラウザーのフィルタリングとタグ -> $Link CCコントロール -> $Link キーボードでの画面操作 -> $Link キーボード操作のワークフロー -> $Link Meld -> $Link MIDIノート確率グループ -> $Link MIDIツール -> $Link Max for LiveのMIDIツール -> $Link アレンジメントビューにミキサーを表示 -> $Link ピッチと時間のユーティリティ -> $Link Roar -> $Link スケールの認識 -> $Link 類似するサウンドを検索 -> $Link 類似するサウンドに差し替える -> $Link クリップビューをデバイスビューと並べて表示する -> $Link チューニングシステム -> $Link UI表示の調整 -> $Link その他の改良点 一部の機能はLiveの特定のエディションでのみ利用できることにご注意ください。それぞれのエディションに収録されているものは、$Link Liveのエディションによる機能 から比較できます。 $Comment -------------------------------------------------------------------------------- $Page アクセシビリティ $TargetName Accessibility Accessibility.png Liveは、macOSとWindowsの両方で*OSのアクセシビリティ機能*に対応しました。これにより、Liveはスクリーンリーダーや点字ディスプレイと連係が可能になりました。 スクリーンリーダーはどのソフトウェアでも動作しますが、最良の使用感を得るためにはVoiceOver (Mac)とNVDA (Win)を推奨します。 アクセシビリティ実装の一環として、キーボードによる画面操作とワークフローにも改良が加えられました。このアップデートの詳細は、このレッスンのアクセシビリティに関するサブセクションで知ることができます。 $Comment -------------------------------------------------------------------------------- $Page ブラウザーのフィルタリングとタグ $TargetName Browser Filtering and Tags BrowserFilters.png ブラウザーには*フィルター*機能が搭載され、記述式のタグを使用してコンテンツを探し出せるようになりました。 選択したブラウザーのカテゴリに基づいて、関連するフィルターが表示されます。利用可能なすべてのフィルターで検索するには、ブラウザーのカテゴリにある[All]ラベルを選択します。 次の方法でコンテンツとタグを検索できます: -> ブラウザーのカテゴリでフィルターとタグを選択します。 -> ブラウザーの検索バーを使用します(検索結果に対応してフィルターも表示されます)。 -> タグを検索するには、検索バーに#[tag]の書式を入力します。 \n たとえば、”punchy”とタグ付けされたサンプルを探す場合は、"#punchy"と入力します。入力するにつれ、タグのオートコンプリート候補が表示されます。 フィルタリングの検索結果が表示されたときに、この検索を保存するには、ブラウザーのコンテンツパネル内の検索結果ヘッダー右側にあるフロッピーディスクのアイコンを使用します。 保存すると、フィルタリングされた検索結果が、ブラウザーのサイドバーの[カテゴリ]ラベルに作成されます。新しくタグ付けされた項目がこのラベルの検索条件に該当していると、ラベルの内容も更新されます。 フィルターの右側にあるスイッチでタグエディターの表示/非表示を切り替えできます。Liveの内蔵コンテンツには、すべてデフォルト設定のタグが付けられています。 タグエディターには、各フィルターに含まれるすべてのタグがアルファベット順に一覧表示されます。タグエディターの下部にある[タグを追加…]をクリックすると、任意のフィルターに新たなユーザータグを作成することができます。 新規タググループを作成するには、タグエディターで[グループを追加…]をクリックします。ユーザーが作成したタググループは、$ContextMenu コンテクストメニューから削除や名称変更が可能です。 ブラウザーのコンテンツパネルで選択した項目から、タグの割り当て/解除をするには、タグエディターでタグ名の隣にあるチェックボックスをクリックします。 ブラウザーの[カテゴリ]ラベル内にあったフォルダー群は、タグに置き換えられたのでご注意ください。 $Comment -------------------------------------------------------------------------------- $Page CC Control $TargetName CC Control CCControl.png 新しいユーティリティーデバイスの*CC Control*は、ハードウェア機器にMIDI CCメッセージを送信したり、演奏中にMIDI CCデータをMIDIクリップのオートメーションレーンに送ることができます。 デフォルトでモジュレーションホイール/ピッチベンド/プレッシャーのデータを送信する設定を備えていて、さらに追加のカスタムコントロールで個々のMIDIメッセージの送信も設定できます。カスタムコントロールはPushにも表示されるので、操作が簡単になります。 デフォルト設定では[Custom A]ボタンをサステインペダルのメッセージ送信に使用します。他のCCメッセージに設定した場合は、そのメッセージの値を最小値/最大値で切り替えてMIDI機器に送信します。 送信するCCと同じメッセージに、既存のオートメーションが描かれている場合は、これらのデータが統合されます。 $Comment -------------------------------------------------------------------------------- $Page キーボードでの画面操作 $TargetName Keyboard Navigation KeyboardNavigation.png Liveのメニュー/ビュー/コントロールの多くが、コンピューターのキーボードから操作できるようになりました。 Liveのメニューバーに[画面操作]メニューが追加されました。このメニューには、UI内の他のエリアにキーボードによるフォーカスを移動させるコマンドや、*Tabキーでフォーカスを移動*する機能のオン/オフを切り替えるオプションがあります。 オンの場合、Tabキーを使うと選択中のビュー内にある他の操作子に切り替わります。この動作に関連するショートカットは次のとおりです: -> *Tab*は次の操作子に移動します。 -> *$ShiftMod + Tab*は前の操作子に移動します。 -> *$CommandMod + Tab (Windows) / $OptionMod + Tab (Mac)* は同じ行内にある次の操作子に移動します。 -> *$CommandMod + $ShiftMod + Tab (Windows) / $OptionMod + $ShiftMod + Tab (Mac)*は同じ行内にある前の操作子に移動します。 *Tabキーでフォーカスを移動*がオフの時にTabキーを押すと、従来のLiveと同じようにセッションビューとアレンジメントビューの表示を切り替えます。 [Tabキーでフォーカスを移動]オプションは、Liveの環境設定[Display & Input]でも設定できます。こちらには[画面操作とキーボード]の追加設定が含まれています。 -> *Tabキーのフォーカスを折り返す* :このオプションがオンの場合、Tabキーでフォーカスを移動しても最後尾の操作子で止まらず、先頭に戻ります。先頭の操作子が選択されている場合は、$ShiftMod + Tabを使用すると最後尾に移動します。 -> *Move Clips With Arrow Keys* :このオプションはデフォルトで有効になっています。左右の矢印キーを使用すると、アレンジメントビュー内の時間選択範囲を移動できます。 セッションビュー内のトラックなど、エリア内で前後の操作子に移動するには、次のショートカットを使用します。 -> *$OptionMod + 上矢印キー* は前の操作子に移動します。 -> *$OptionMod + 上矢印キー* は後の操作子に移動します。 セッションビュー内で、トラックレベルのスライダーから他のトラックのスライダーに移動するなど、列をまたいだ操作子に移動するには次のショートカットを使用します。 -> *$OptionMod + 左矢印キー* は、同じ行内にある前の操作子に移動します。 -> *$OptionMod + 右矢印キー* は、同じ行内にある次の操作子に移動します。 次のショートカットを使用すると、Live のインターフェースのさまざまなエリアに移動します。 -> *$OptionMod + 0*は、コントロールバーにフォーカスします。 -> *$OptionMod + 1*は、セッションビューにフォーカスします。 -> *$OptionMod + 2*は、アレンジメントビューにフォーカスします。 -> *$OptionMod + 3*は、クリップビューにフォーカスします。 -> *$OptionMod + 4*は、デバイスビューにフォーカスします。 -> *$OptionMod + 5*は、ブラウザーにフォーカスします。 -> *$OptionMod + 6*は、グルーヴプールにフォーカスします。 -> *$OptionMod + 7*は、ヘルプビューにフォーカスします。 Liveの環境設定[Display & Input]で[フォーカス中の項目を枠線表示]をオンにした場合、ビュー間を移動したときにフォーカス中のビューに枠線が表示されます。 Windowsでは、$OptionModキーが他のアプリケーションと同じような動作をするようになりました。ショートカットを使用せずに$OptionModを押すと、グローバルメニューがフォーカスされ、矢印キーやテンキーを使用して操作できるようになります。 $Comment -------------------------------------------------------------------------------- $Page キーボード操作のワークフロー $TargetName Keyboard Workflow KeyboardWorkflow.png Liveをコンピューターのキーボードで操作することがより簡単にできるよう、さまざまなキーボードショートカットが追加/更新されました。 ひとつのキーだけで行うショートカット(トラックをソロにする等)は、コンピューターMIDIキーボードがオンになっている時でも$ShiftModを押すことで(例:$ShiftMod + S)ショートカットが使えるようになりました。 Deleteキーを使用すると、操作子をデフォルトの状態(例:トラックレベルのスライダー)に戻せるようになりました。 トラックをフリーズする時に、新しいショートカット$CommandMod+ $OptionMod + $ShiftMod + Fが使用できるようになりました。 一部のショートカットはラッチに対応しました。これにより、ショートカットキーを押したままにすると、簡単にショートカット動作のオン/オフを切り替えられるようになり、キーを離すとLiveはキーを押す前の状態に戻ります。ショートカットキーを500ms押したままにすると、ラッチがかかるようになります。一時的にラッチがかかるショートカットキーは次のとおりです: -> *A*はアレンジメントのオートメーションモードに切り替えます。 -> *B*はドローモードに切り替えます。 -> *Sは選択したトラックのソロ再生/ソロ解除を切り替えます。 -> *Z*はアレンジメントの選択範囲をズーム表示します。 -> *F1からF8*は最初の8つのトラックアクティベーターのオン/オフを切り替えます。 -> *Tab*はアレンジメントビューとセッションビューを切り替えます。この動作はTabキーでフォーカスを移動しない設定の時だけ有効であることにご注意ください。 $Comment -------------------------------------------------------------------------------- $Page Meld $TargetName Meld Meld.png *Meld*は、2つの音色を操るマクロ・オシレーターを搭載したパワフルな万能型シンセサイザーで、Live 12 Suiteに付属します。Meldの奥深い音作りの機能を使用して、変化し続けるテクスチャーサウンドやリズム感のあるドローン、倍音豊かなエフェクトや調性のないサウンドなども作成できます。 Push 3やその他のMPE対応コントローラーを使用することで、Meldの奥深いモジュレーションとルーティングの機能は楽しく表現力豊かな演奏を可能にします。また、MeldはMPE非対応機器であっても表現力に富んだ遊び心をもたらします。 Meldには2基のオシレーターエンジンを備え、それらをレイヤーさせることで幅広い音作りが可能です。それぞれのエンジンは、オシレーターの種類に応じて独自のサウンドを形づくり、バリエーション豊かな音色を提供します。 あらゆるマッピングが可能で拡張表示ができるマトリックスでは、さまざまなルーティングのモジュレーションを試すことができます。Meldには2基のLFOも備えています。ひとつめのLFOは、その波形がLFO FXに入力され、モジュレーションで出力される波形を細かく調整できます。ふたつめのLFOは、従来通りのLFOモジュレーションに使用します。 オシレーターエンジンごとにフィルターが搭載され、それぞれ個別にパンを振ったり、音色や音量のコントロールもできるので、各エンジンの音作りをさらに追い込むことができます。 各エンジンのオプションには、グリッサンドやポルタメントの設定や、ポリフォニック/モノフォニックのボイシングの設定、[Drive]操作子で最終的な出力音声にサチュレーションを加える設定もあります。 $Comment -------------------------------------------------------------------------------- $Page MIDIノート確率グループ $TargetName MIDI Note Probability Groups ProbabilityGroups.png グループ化されたノートにひとつのチャンス値を割り当てると、そのノートすべてが設定された確率で発音されるようになります。また、グループ内のノートをひとつだけ発音するようにも設定できます。 ノートをグループ化するには、いくつかの方法があります。 -> [編集]メニューから[ノートをグループ化(すべて発音)]を選択します。 -> ショートカット $CommandMod + G を使用します。 -> MIDIノートエディターで、$ContextMenu コンテクストメニューの[ノートをグループ化(すべて発音)]または[ノートをグループ化(1つだけ発音)]を選択します。 グループ化すると、MIDI確率エディターでは、グループ化されたノート全体に対してひとつのマーカーが使用できるようになります。単一のノートには円いハンドルが表示されるのに対して、このマーカーにはひし形のハンドルが表示され、単一のノートではなくグループ化されたノートに影響を与えることを視覚的に表しています。 グループ化されたノートマーカーを右クリックすると、次のふたつのオプションから選択できます。 -> *すべて発音*は、すべてのノートからチャンスの値に応じて発音します。 -> *1つだけ発音*は、チャンスの値に応じてグループの中から1音だけ再生します。 $Comment -------------------------------------------------------------------------------- $Page MIDIツール $TargetName MIDI Tools Transformations.png MIDIツールを使用して作曲のプロセスを実験することが可能になりました。これはMIDIを変形/生成するツールで、クリエイティブかつ予想もできない方法で、自動的にMIDIノートを変形/生成することができます。 クリップビューにはふたつの新しいツールタブが追加されました。ひとつはMIDI変形ツールで、もうひとつはMIDI生成ツールです。 MIDI変形ツール: -> *Arpeggiate*は、選択されたパターンの設定に基づいて、コードを単音のMIDIノートに分散します。 -> *Articulate*は、レガート/テヌート/スタッカートのタイミングに基づいて、ノートが終了する長さを調整します。 -> *Connect*は、指定した密度/長さ/符割/ピッチの設定に基づいたノートを追加することで、一連のノートやコードの間にある隙間を埋めます。 -> *Ornament*は、既存のノートの先頭に短いストローク(フラム)または装飾音を追加します。 -> *Quantize*は、選択したグリッド値に基づいてクオンタイズを適用します。 -> *Recombine*は、複数のMIDIノートの属性を並び替えます。あるノートの[Pitch][Length][Velocity]のパラメーターが、別のノートに適用されます。 -> *Strum*は、コードに含まれる一連のノートの開始位置をずらします。いちばん高い音または低い音のいずれかが起点となります。 -> *Time Warp*は、調整可能なふたつのブレークポイントで設定したスピードカーブに基づいて、MIDIノートを伸ばしたり縮めたりします。 MIDI生成ツール: -> *Rhythm*は、ノートとベロシティのアクセントを含んだリズムパターンを生成します。 -> *Seed*は、調整可能な[Pitch][Duration][Velocity]のパラメーターに基づいて、ランダムにノートを生成します。 -> *Shape*は、ノートのシーケンスを生成します。ノートのピッチは描画した形状またはプリセットに基づきます。 -> *Stacks*は、さまざまなコードの規則に基づいて1つから4つまでのコードを生成します。コードをさらに微調整したり反転することもできます。 $Comment -------------------------------------------------------------------------------- $Page Max for LiveのMIDIツール $TargetName Max for Live MIDI Tools M4LMIDITool.png 新たにMIDIツールが内蔵されたことに加え、Max for LiveのMIDI変形/生成ツールでノートをカスタマイズすることもできます。 デフォルトの*Max for Live MIDI Tools*は、クリップビューのツールタブにあります。Max for Live MIDI Toolsが選択されていると、クリップパネルに編集ボタンが表示され、Maxのパッチを開くことができます。 作成したMIDI変形/生成ツールをクリップビューに表示するには、そのAMXDファイルをユーザーライブラリ内で次の場所に保存する必要があります: -> Ableton/User Library/MIDI Tools/Transformations -> Ableton/User Library/MIDI Tools/Generators Max for Liveが利用できるのは、Live SuiteまたはLive Standardのアドオンを購入した場合のみであることにご注意ください。 $Comment -------------------------------------------------------------------------------- $Page アレンジメントビュー内のミキサー $TargetName Mixer in Arrangement View MixerinArrangement.png セッションビューのミキサーが、アレンジメントビューからもアクセスできるようになりました。 Liveのウインドウの右下にあるミキサービューをクリックすると、セッションビューとアレンジメントビューのどちらあっても、ミキサーを展開または折りたたむことができます。ミキサービューのスイッチの隣にあるドロップダウンメニューを使用して、ミキサーの表示するエリア(入力/出力、センド、トラックレベル)を選択するできます。 ミキサーは[表示]メニューの項目から開いたり、ショートカット$CommandMod + $OptionMod + Mを使用しても開くことができます。 $Comment -------------------------------------------------------------------------------- $Page ピッチと時間のユーティリティ $TargetName Pitch and Times Utilities NoteTools.png クリップビューではノートパネルの名称が[ピッチと時間のユーティリティ]に変更されました。「ピッチ」と「時間」のふたつのセクションに分かれ、ノートのピッチやタイミングを調整する操作子が備えられています。 ピッチツール: -> *Fit to Scale* は、現在のクリップのスケールに合うようにノートを移動します。 -> *Invert* は、ノートを「上下」方向に反転させ、一番高いノートと一番低いノートを入れ替えます。 -> *Transpose* は、ノートのピッチをセミトーン単位またはスケール度数(クリップのスケールが有効の場合)でトランスポーズします。 -> *Add Interval* は、[音程の間隔]パラメーターで指定した値のセミトーンまたはスケール度数に基づいて、新しいノートを作成します。 時間ツール: -> *Double* は、ノートを2倍の時間に引き伸ばします。 -> *Halve* は、ノートを半分の時間に縮めます。 -> *Stretch Factor* は、ノートを縮めたり引き伸ばしたりします。その時間は10分の1から10倍の範囲に設定できます。 -> *Set Length* は、ノート長を設定した長さに変更します。 -> *Humanize* は、MIDIノートの開始位置をランダムに変動させます。 -> *Humanize Amount* は、ノートの開始位置に適用されるランダムな変動の量を、0%から100%の範囲で設定します。 -> *Reverse* は、選択したノートを選択範囲の中央に対して水平方向に反転します。何も選択されていない場合、クリップ内のすべてのノートが反転します。 -> *Legato* は、各ノートの長さを伸縮させて、次のノートの開始位置まで届くようにします。 $Comment -------------------------------------------------------------------------------- $Page Roar $TargetName Roar Roar.png *Roar* は、Live 12 Suiteに付属するダイナミクス系サチュレーションのオーディオエフェクトです。Roarは、繊細かつ正確なマスタリンググレードの暖かみを加えることから、ワイルドで予想不可能な音の汚しまで、快適にサウンドを変化させることができます。 入力された信号は、6つの異なる処理モード(シングルバンド/直列/並列/マルチバンド/MS処理/フィードバック)からいずれかひとつにルーティングできます。 Roarには、わずかなものから激しく歪んだものまで、さまざまなサチュレーションのシェイピングカーブを備えていて、[Amount]と[Bias]操作子でより細かい音作りが可能です。フィルターは周波数を調整可能で、シェイパーの前段または後段に適用できます。 複雑なモジュレーションを可能にするため、2基のLFO/エンベロープフォローワー/ノイズジェネレーターが搭載されています。また、拡張可能なモジュレーションマトリックスを備え、デバイスのほとんどのパラメーターを簡単にマッピングできます。 出力段にフィードバックを加えたり、サイドチェイン・ハイパス・フィルターを備えた内蔵コンプレッサーをかけることもできます。 $Comment -------------------------------------------------------------------------------- $Page ソングスケール(スケール認識) $TargetName Scale Awareness ScaleMode.png Live 12では、スケールの選択や表示する方法が新しくなり、MIDIエフェクトやデバイス全体にスケールを適用するオプションも備えています。 Liveのコントロールバーにある*スケールモード*を使用して、クリップに適用するスケールの選択や変更ができるようになりました。 異なるスケールのクリップが再生されると、スケールモードの表示にもその変更が反映されるので、セット内でどのスケールが使われているか一目でわかるようになります。 クリップビューでスケールを有効にすると、MIDIノートエディターに*スケールをハイライト表示*オプションが表示されます。このオプションを有効にすると、そのスケールのノートに含まれるキートラックは紫色にハイライト表示され、Live全体がスケールを認識していることを表します。 内蔵MIDIエフェクトのArpeggiator/Chord/Pitch/Random/Scaleには、デバイスのタイトルバーに*現在のスケールを使用*するトグルスイッチが新たに搭載されました。このスイッチをオンにすると、クリップに現在指定されているスケールが適用され、ピッチに関係するデバイスのパラメーターをセミトーン単位ではなくスケール度数で調整できるようになります。 シンセサイザーのMeldでは、オシレーターやフィルターにスケールを認識させられるようにもなります。 $Comment -------------------------------------------------------------------------------- $Page 類似サウンドを検索 $TargetName Sound Similarity Searching SimilaritySearch.png *類似サウンドを検索*を使用すると、基準となるファイルやサンプル、インストゥルメントやドラムのプリセットと類似したサウンドを見つけることができます。 ブラウザーでは、項目を右クリックして*類似ファイルを表示*を選択するか、選択したブラウザー項目の右にあるボタンをクリックすると、サウンドの類似性を分析します。 検索結果はリスト化され、参照元のファイルがいちばん上に表示されて、類似したサウンドに関連した項目が類似性の高いものから順番に表示されます。それぞれの検索結果の右側には、その項目が参照元のサウンドと比較してどの程度類似しているか視覚的に表示されます。 $Comment -------------------------------------------------------------------------------- $Page 類似サウンドにスワップ $TargetName Sound Similarity Swapping SimilaritySwap.png 類似するサウンドを検索するだけでなく、SimplerやDrum Rackのデバイスで*類似サンプルにスワップ*を使用すると、類似するサンプルに差し替えることもできます。 Simplerでは、サンプルディスプレイ右下のホットスワップボタンの隣にある*前の類似サンプルとスワップ*または*次の類似サンプルとスワップ*ボタンをクリックすると、類似したサウンドを巡回して読み込むことができます。 コンテクストメニューの*参照元に戻す*$ContextMenu オプションを使用すると、元のサンプルに戻ります。また、*類似ファイルの参照元として保存*オプションを使用すると、現在読み込んでいるサンプルを新たな参照元のサウンドとして設定することができます。 Drum Rackでは、デバイスのタイトルバー右側に[類似サンプルへのスワップを表示/非表示]するトグルスイッチが配置され、Drum Rack全体や個々のパッドに類似する項目をスワップする表示が切り替えられます。 -> *すべてのパッドを前の類似サンプルにスワップ*は、ラック内の全パッドを前の類似サンプルに差し替えます。 -> *すべてのパッドを次の類似サンプルにスワップ*は、ラック内の全パッドを次の類似サンプルに差し替えます。 -> *前の類似サンプルにスワップ*は、単体のパッドを前の類似サンプルに差し替えます。 -> *次の類似サンプルにスワップ*は、単体のパッドを次の類似サンプルに差し替えます。 -> *類似サンプルのスワップからパッドを除外*は、ラック全体のサンプルをスワップした時に、特定のパッドだけサンプルが差し替えられないようにそのパッドをロックします。 Simplerと同様に、コンテクストメニューの[参照元に戻す] $ContextMenu オプションでオリジナルのサンプルに戻ります。また、[類似ファイルの参照元として保存]を使用して、現在読み込んだサンプルを新しい参照元として設定できます。 $Comment -------------------------------------------------------------------------------- $Page クリップビューとデバイスビューを並べて表示する $TargetName Toggle Clip View Alongside Device View ClipDeviceView.png 編集が便利にできるよう、クリップビューとデバイスビューが同時にアクセスできるようになりました。 両方のビューを同時に開くには、Liveのウインドウ右下にあるクリップビュー/デバイスビューのセレクターの隣にある三角形のボタンを使用します。または、ショートカット$CommandMod + $OptionMod + 3でクリップビューを表示して、$CommandMod + $OptionMod + 4でデバイスビューを表示します。 これらのビューのうちひとつしか表示されていない場合は、ショートカット $ShiftMod + Tabを使用するか、各ビューセレクターのタブをクリックすると、ビューの表示が切り替わります。ビューが両方とも表示されている場合は、 $ShiftMod + Tabでふたつのビュー間でフォーカスが移動します。 $OptionModを押しながらクリップビューまたはデバイスビューを切り替えをクリックすると、ふたつのビューを同時に開くことができます。 $Comment -------------------------------------------------------------------------------- $Page チューニングシステム $TargetName Tuning Systems TuningSystems.png ブラウザーの[チューニング]セクションに、Scala形式のファイルをドラッグ&ドロップすると、チューニングシステムをLiveセットに読み込めるようになりました。 Live 12のCore Libraryにもさまざまなチューニングシステムが収録されていて、ブラウザーの新しいラベル[チューニング]からアクセスできます。 チューニングシステムが読み込まれると、Liveの内蔵インストゥルメントだけでなくMPEにした対応プラグインや外部音源でも、ピッチベンドレンジを48セミトーンに設定していれば、そのチューニングに対応するピッチで再生されます。MPEに非対応のインストゥルメントや異なるピッチベンドレンジに設定されている場合は、チューニングがずれた状態で再生されるのでご注意ください。 読み込まれたチューニングシステムは、ブラウザーの[チューニング]セクション内でフロッピーディスクのアイコンをクリックするとASCLファイルとして保存することができます。 読み込まれているチューニングシステムを個別のMIDIトラックでバイパスするには、ミキサーの[入力/出力]セクションにある[Bypass Tuning]スイッチを使用します。 入力/出力セクション内にある[Track Tuning MIDI Mapper]セレクターを使用して、外部MIDIコントローラーからトラックのチューニングレイアウトを設定することも可能です。他のMIDIコントローラーのレイアウトでチューニングシステムを使用している場合、ピアノロール内のノートの上にカーソルを移動すると、ステータスバーにさまざまなノートに対応する入力キーが表示されます。 $Comment -------------------------------------------------------------------------------- $Page UI表示のスタイル設定 $TargetName UI View Styling ViewStyling.png LiveのUI(ユーザーインターフェース)はモダンで使いやすいものになり、全体が見やすくなりました。 -> Liveのウインドウの四隅には、新たにブラウザー/セッションやアレンジメントビュー/ミキサー/インフォビューのビューコントロールが追加され、それぞれのビューの表示/非表示を切り替えることができます。 -> 環境設定のメニューはデザインが新しくなり、分離されたパネルではなくなりました。 -> 暖色/寒色や高コントラストといった、Liveの新しいテーマが追加されました。また、LiveがOSのライトやダークの外観モードに従うように設定できるようになりました。 -> 環境設定の[Display & Input]では、セカンドウインドウを使用する時にLiveのズームレベルを1番目と2番目のウインドウで独立して調整できるようになりました。 -> Liveのすべてのビューで周囲を囲っていた境界線が無くなりました。 -> クリップ概観エリア/小節表示ルーラ/時間軸ルーラの表示が、アレンジメントビューのメインUIに統合されました。 -> スクロールバーは再設計され、スクロールエリア内部のいち要素として表示されるようになりました。環境設定の[Display & Input]には、[スクロールバーを表示]オプションが追加され、[常に表示]または[スクロール時のみ]に設定できます。スクロール時のみ表示を選択している時は、スクロール中か、Liveのウインドウの大きさを変えたときなど別のアクションでスクロール位置が変わった場合のみ、UIにスクロールバーが表示されます。 $Comment -------------------------------------------------------------------------------- $Page その他の改良点 $TargetName Additional Live Improvements Live 12では既存の機能やデバイスにも多くのアップデートが加えられました。 Liveのベータ版のリリースノートをすべて表示するには、$Linkこちらのリンクをご覧ください。 このリリースノートは英語のみでのご案内となります。 $Comment Status: Translate